写真って何を撮ってるの…電車?女の子?と聞かれた話
仕事の休憩時間に先輩から聞かれた一言。
寂れた街並みとかですかねぇ〜と返答したけど、微妙な顔をされてしまった。実際は決まった被写体を撮るわけじゃなくていわゆるスナップ写真っぽいものだけど、それじゃ通じないだろうし、そう答えるしかなかったのよ。
カメラ小僧
人に趣味について聞かれたときに写真ですよというと、しばしば思われるのが「カメラ小僧」的なイメージ*1。カメラ小僧の定義は、Wikipedia先生に書かれているのでそれを参照されたし。
乱暴にステレオタイプ的な表現をすると「一眼レフにデカいレンズを付けて、車や電車、コンパニオンのお姉さんをあたり構わず撮りまくるような人」と言ったところか。
実際そういう人はいるし目立つので、あまり写真に興味のない人にとっては、写真を趣味にする人間に対してカメラ小僧のような印象を持ちやすいのかも。
自分はどうなのかというと乗り物の類いにはあまり興味なく、コンパニオンのお姉さんもCP+で1回撮った程度なので、カメラ小僧の定義からははずれていると思いたい。*2
スナップ写真
ではカメラ小僧的写真を撮ってないと言い張るお前は何を撮っているのかと言われれば、たじろいでしまうのも事実である。
好きな写真は風景よりも近景な街並みやオブジェクトを撮ることだし、飲み会や結婚式などのイベントを撮ることもあれば、旅行での記録的な写真も撮る。詰まるところ、自分が興味関心を持ったものは何でも撮るのである。
なので撮影対象を挙げてこれを撮っているとは明言できないので、自分の場合はスナップ写真になるのだろうか。スナップ写真についてもWikipedia先生に(ry
スナップ写真についての記述がカメラ小僧より少なく、撮影対象が人物についてばかり書かれているが気になるが、冒頭に書かれている以下の一文が自分の考えているスナップ写真の定義である。
スナップ写真(スナップしゃしん)は、下準備その他特にせず、日常のできごとあるいは出会った光景を一瞬の下に撮影する写真。
ただ何を撮っているのかと聞かれて「スナップ写真です」と答えても、それは相手の求める答えとはズレているだろうし、そもそも何それと言われてしまうだろう。かといって自分のようにキャッチーじゃない物を撮っていると答えても、微妙な顔をされてしまうのではなかろうか。
1人1台カメラを持つ時代になったけど
携帯電話にカメラが付いているのは当たり前、コンデジも飽和状態の昨今では誰もがカメラを持って写真を撮る時代である。その中で写真を趣味にするからには、コンデジやスマホで撮るような日々の一コマじゃないだろうと思われるのかもしれない。
でも写真を趣味にしているからってガチなポートレートや、風景や乗り物、スポーツのようなプロが撮って雑誌の表紙を飾るような被写体を誰もが撮っているわけではない。むしろ身近にある何でもないものや、旅行に行ったときの写真を撮っている人が多いような気がする。
なんだか話に収拾が付かなくなってきたけど、結局自分が言いたいのは、1人1台カメラを持つような時代になったのだから、一般人の写真に対する理解ももう少し進んでもいいんじゃないかってこと。
一口に写真が趣味と言っても、カメラ自体が好きな人もいるし、ジャンルを決めて撮る人もいるし、鑑賞専門の人だっている。写真が趣味だからってみんながみんなカメラ小僧じゃなくて、色々な写真の楽しみ方があるってことを、もっと多くの人に知ってもらいたいって思うのよ。
カメラという物がここまで広く普及したのだから、人々の関心ももう少し進んでくれたらって思って書き殴ってみた。