木製パネル貼りやってみた
7月上旬に市内のグループ展で写真を展示した際に、初めてやってみた木製パネル貼りについてのメモ。
写真は展示作品の1部。この額装の特徴と作り方を備忘録がてら書きます。
木製パネル貼りの特徴
価格が安い
木枠に写真を貼り付けるだけなので、市販のしっかりした額を買うよりはずっと安い。
今回買った227×227(mm)のパネルは1枚あたり500円でした。
紙の質感が活きる
そりゃむき出しですからね。市販の額のようにガラスやアクリルがありません*1。
今回は手焼きプリントの特徴である黒の深さを見てもらいたくて、これが向いてるなと思いました。
和紙など紙自体に質感のある用紙にプリントした場合でも有効かと思います。
シンプルで厚みがある
これもそのままなんですが、額と違って作品の厚み(奥行き)がより目立ちます。
素朴な作品ほど額がゴツいとかき消されてしまうので、シンプルなパネル貼りは素朴な写真に向いていると言えます。
作り方
参考サイト様
額装の作り方 ~ 木製パネル編 ~|A DAY IN MY PHOTO LIFE
ここの記事が写真が多くて分かりやすいので、参考にさせて頂きました。
こちらの記事のほうが詳しいので、本エントリーは余談程度にお考えください。
0.準備する物
- 道具
- スポンジ
- バケツ
- カッター、はさみ
- スプレーのり
- 両面テープ
- 材料
- 木製パネル
- 水貼りテープ
- 額装したい写真
1.水貼りテープをパネルの各辺に合わせて切る
各辺に合わせて分けて若干長めに切るのがポイントです。
1周分で切っちゃうと貼るのが大変です。若干長めに切らないと、隙間ができやすくなります。
2.水貼りテープをパネルの各辺に貼る
バケツに水を入れてからスポンジに水を軽く含ませ、バケツのヘリとスポンジで水貼りテープを挟み込み軽く引っ張ってやると、むら無く濡れすぎずにのり面を濡らすことができます。
そして一方の端部を頂角に合わせて貼っていき、ピンと張るように押さえてあげます。
水張りテープを貼ってみた感じ
3.写真をパネルに貼る
今回は失敗しても剥がせるようにスプレー糊を使いました。写真全体に均一に塗布できるのも良い点ですね。使用上の注意をよく読んで、角までムラ無く塗布してあげることがポイントです*2。
写真はパネルよりも10mmぐらい大きくプリントしておき、パネルからはみ出たところはカッターで切り落として完成です。
感想とか
以前は額をレンタルしたりマットを切ってもらったりしていましたが、この額装方法だと安くて簡単なのが良い点ですね。もちろん額装は作品や展示場所に合わせて変えるものなので、木製パネル貼りは万能ではありませんが、コストを抑えたい場合や紙の質感を活かしたい、シンプルに仕上げたい場合にはとても有効な方法ではないでしょうか。デメリットとしては額と写真が一体化してしまっているので、収納時にかさばることですかね…。
ちなみに木製パネルの裏側が枠になっている展示用のパネルは虫ピンで壁に引っかけやすいので、そっちを選ぶことをオススメします。